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エルメス・メンズデザイナーが語る 日本の男性の装い

2008年10月22日

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 エルメスの紳士プレタポルテ・ディレクター兼デザイナーに就任して今年で20年。08年秋冬のショーを横浜市で開催したのにあわせて今月来日した。

    ◇

 歴史と伝統あるエルメスには、卓越した技術と徹底した素材へのこだわりもある。それらを基礎に、時代の風をとらえてコレクションを創造する仕事は、私の情熱を満たしてくれます。

 この秋冬のテーマはコントラスト。分厚い素材に軽い素材を合わせて洗練されたラインをつくり、濃い色に鮮やかな色を入れて着こなしに個性とユーモアを持たせた。素材は布や革の専門家たちと話し合い、チェック柄ひとつでもエルメスだけのものに仕上げ、新しいシルエットへと進化させる。

 よく旅をします。世界で何が起きているか。男たちはどう生きているか。社会学的な観察もしながら、真の洗練とクオリティーを解する人にふさわしい装いを考える。女性の立場からの見方はありますが、私はジャッジはしない。分かる人に気に入ってもらえたら、という気持ちで提案するのです。

 サラリーマン姿のコードから解放され、日本の男性の服装も変わりました。伝統とストリートの新しさが共存する日本は、エルメスにも似て興味深い。自分はどういう人間か。流行に左右されない服で、自己表現するすべを磨いてほしいと思います。(菅野俊秀)

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 パリ生まれ。パリクチュール協会付属モード学校卒業。88年から現職。

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