大阪産業大学が開発した燃料電池車=大阪市北区
パナソニックなどが手がける家庭用燃料電池=大阪市北区
家庭や自動車向けの燃料電池(FC)の最新技術を紹介する「FC EXPOセミナー」が16日、大阪市の大阪国際会議場で始まった。燃料電池の市場規模は20年に1兆円超とする予測もあり、メーカー各社が開発に力を入れる。17日まで。
水素と酸素を化学反応させて電気を起こす燃料電池は、省エネや環境負荷の軽減が売り。会場にはパナソニックや新日本石油などの開発機が展示されている。
パナソニックの家庭向け開発機は電力と熱を同時に供給するもので、一般家庭で使う1次エネルギーを22%削減可能だという。二酸化炭素の排出量は火力発電ベースで換算すると37%減る。99年から基礎研究を始めており、現在は実証実験段階。滋賀県の工場で量産体制を整え、09年度中に国内での販売を本格化させる。15年度に6万〜10万台の販売を見込んでいる。
新日石は三洋電機と組み、三洋の群馬県の工場敷地内に家庭用燃料電池システムの工場を新設する。10年度に約1万台、15年度に約4万台まで生産能力を上げる計画だ。
大阪産業大(大阪府大東市)の学生らが開発した燃料電池車も展示された。07年にオーストラリアのレースに参加し、1千キロ以上を走った実績がある。