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次のウィンドウズ、名は「7」

2009年1月5日

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 早ければ1年後に、次のウィンドウズが登場します。マイクロソフトは2010年初めの発売を目指し、ウィンドウズ・ビスタの後継OS「ウィンドウズ7(セブン)」の開発を進めています。ウィンドウズ7とは、どのようなOSになるのでしょうか? まだまだ不明な部分も多いのですが、これまでに明らかになったデータを中心に解説しましょう。

■ビスタ改良 1年後にも発売

 ウィンドウズ・ビスタを使っている人は、どれくらいいるのでしょうか? 最近2年間にパソコンを買った場合はビスタ利用者が多いでしょうが、それ以前に買った場合、OSをXPから入れ替えた人はさほど多くないかもしれません。話題の「ネットブック」は最新のパソコンであるにもかかわらず、OSにXPを採用しています。

 ビスタはXPに比べて、メモリー量やCPU性能を必要とするため、古いパソコンやネットブックのように性能に限界があると動きが遅くなりがちです。画面デザインや操作性も大きく変更されたのですが、XPが7年以上という長い間使われていたこともあり、変更になじめない人も少なくないようです。

 ビスタは最新の技術を採用しており、ソフトの安定性や省電力性能、堅牢(けんろう)性などの点で優れていたのですが、それがなかなか理解されにくい状態にあります。

 そこでマイクロソフトは次期OS「ウィンドウズ7(セブン)」の開発に際し、ビスタの技術基盤を使いつつ、操作性や必要メモリー量などの点でユーザーの不満点を解消する方針を立てました。「7」の名は、ビスタがウィンドウズのバージョン6.0であることから、その次の「7」という意味合いを込めてつけられたようです。

 「7」の画面デザインはすでに公開されています。マイクロソフトの過去の例を見ると、公開直前にデザイン変更されることも多いので、この画面はあくまでも参考と考えてください。

 機能の面では、理解されにくかったビスタの特長をよりわかりやすくしたものといっていいでしょう。オフィス2007で登場した新操作方法「リボンインターフェース」が採用される部分もあるようです。全く新しい機能の例が「ジャンプリスト」で、タスクバー上のアイコンを右クリックすると、そのソフトで最近編集したデータや利用可能な機能などが表示され、簡単にアクセスできます。

■ハードディスク容量減らす

 とはいえ「7」の変化のうち、見かけの部分は大したものではありません。最も大きな影響があるのは、基本方針の変更でしょう。

 これまでのウィンドウズは、登場するたびに、より高い性能のCPU、より多いメモリーやハードディスクを必要としました。しかし「7」ではその方針が一部変更されます。前出のように、最近はネットブックのような「性能は低いが価格は安いパソコン」が登場しています。そういった機器にも対応するため、「7」では必要なハードウエアの要件をビスタより下げると見られています。

 まだ開発途上のため、どの程度の性能のパソコンで快適に動作するのかは不明ですが、すでに公開されている方針から、必要なハードディスク容量がビスタより減ることは間違いないでしょう。その方針は「ネットの活用」です。

 ウィンドウズには大して使わないソフトや機能がたくさん入っています。例えば、使っていない周辺機器用のデバイスドライバー・ソフトや「ペイント」のような付属ソフトがそれに当たります。

 「7」では、それらは標準では組み込まれない方針で、その分のハードディスクは消費しないわけです。ドライバーソフトは周辺機器をつないだときに必要なものが自動ダウンロードされます。付属ソフトも必要なものをダウンロードして使う形になります。

 時代の変化に合わせ、使いやすさを打ち出した「リニューアル版ビスタ」。どうやらそれが、ウィンドウズ7の正体のようです。(ライター 西田宗千佳)

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